マスターズオリンピアの公式Instagramアカウントにより、2025年の大会が日本で開催されることが発表されました。こちらの話題を紹介します。
マスターズオリンピアについて
マスターズオリンピアは、ボディビル競技の中でも特にベテラン選手が競う大会として知られています。参加する選手は、大会時に少なくとも40歳以上である必要があります。
(現役選手が高齢化している背景もあり、2023年の大会では、メンズオープン、212、ウィメンズボディビルディングについては、45歳以上であることが条件でした。)
この大会は、1994年に初めて開催され、Robby Robinson(ロビー・ロビンソン)が初代優勝者となりました。その後、Vince Taylor(ヴィンス・テイラー)が1996年から2001年にかけて連続して6回優勝し、大会の歴史に名を残しました。
しかし、2003年を最後に大会は一時中断され、2012年にDexter Jackson(デクスター・ジャクソン)がタイトルを獲得したことで一度復活しましたが、それ以降再び開催が途絶えていました。
2023年、11年ぶりに復活
2023年、11年ぶりにマスターズオリンピアが復活しました。ルーマニアで開催されたこの大会では、10の異なる部門が設けられ、それぞれの優勝者には同年に行われる「Mr.オリンピア」への出場資格が与えられました。
特に、212部門では山岸秀匡選手が優勝し、大きな注目を集めました。
公式Instagramにて発表
公式Instagramの投稿によると、次回の開催は2025年に予定され、開催地は日本の東京であることが発表されました。
「2025年、IFBBプロリーグの世界最高峰のマスターズ選手たちが東京、日本で開催される「Masters Olympia」に集結します!この権威あるイベントでは、40歳以上のアスリートたちが10のディビジョンで年齢を超えた挑戦を続け、私たちに感動を与えてくれます。」
出場資格は以下の通りです。2023年の大会で一部の部門に設定されていた45歳の年齢制限が、今回は一律で40歳以上に変更されています。
また、オープンボディビル、212ボディビル、ウィメンズボディビル、フィットネスの4つのディビジョンでは、個別申請プロセスを経て参加資格を得られる可能性があるようです。
・40歳以上であること
・2023年のMasters Olympiaで各ディビジョンのトップ5入賞者
・2023年8月28日から2025年8月17日までの期間に開催された全ディビジョンの40歳以上のクラスで、各IFBBプロリーグのマスターズプロの勝者
山岸選手は出場するのか
日本での開催となると、やはり日本のレジェンドボディビルダーである山岸選手の出場が期待されます。
山岸選手は、2022年に自身の著書で競技の第一線から退くことを公表しました。しかし、2023年のマスターズオリンピアには出場し、見事に優勝を果たしています。現在は主に自身のビジネス活動や後進の育成に力を入れていますが、Instagramではトレーニングを続け、その体型を維持している様子が確認できます。
2023年の優勝者である彼は、出場資格を十分に満たしており、特に彼の出身地での開催ということで、その出場に大きな期待が持てます。
まとめ
マスターズとはいえ、オリンピアの名を冠する大会が日本で開催されるという情報には驚きました。日本では、まだまだボディビルやフィットネスの知名度が低く、フィットネス後進国とされていますが、この大会がきっかけとなり、ボディビルの魅力が日本でも広まることを期待したいです。
世界的な選手を生で見られる貴重な機会のため、私もぜひ観戦したいと思います。