規格外のバルクを誇り、「ミュータント」と呼ばれたIllia Goremが死去しました。
Illia Gorem(イリア・ゴーレム)について
Illia Gorem(イリア・ゴーレム、本名: Illia Yefimchyk)は、世界で最も屈強なボディビルダー・アスリートとして知られていました。
彼は身長180cm、体重154kgという圧倒的な体格を誇り、上腕は64cmに達していました。またその巨体を維持するため、ハードなトレーニングに加え、1日16,500カロリーを摂取することでも知られていました。
彼はボディビルダーとしての肩書を持ちながら、大会に出場することはなく、競技の枠を超えた存在として活躍していました。驚異的なパワーの持ち主で、ベンチプレスでは270kg、デッドリフトでは320kgを持ち上げることができたと言われています。彼のその類まれな強さと体格により、Instagramでは30万人以上のフォロワーを持つなど、大きな影響力を持っていました。
こちらは、プロボディビルダーのBlessing Awodibu (アワディブ)と映る写真ですが、彼のサイズがいかに規格外であるかが分かります。
死因は心臓発作
彼の地元ベラルーシの複数のメディアによると、9月6日に心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ったようです。
救急隊の到着を待つ間、妻のアンナ氏が懸命に心肺蘇生を試みましたが、容態は改善せず、彼はヘリコプターで病院に緊急搬送されました。病院では一時的に心臓が再び動き始めましたが、その時点で医師から脳死の宣告があったとのことです。
アンナ氏は「私は毎日、希望を持ちながら彼のそばにいました。そして、彼の心臓は2日間再び動き始めたのです。しかし、医者から彼の脳が死んでいるという恐ろしい知らせを受けました」と地元メディアに語っています。その後、彼は9月8日に息を引き取りました。
ローリー・ウィンクラーも追悼
Roelly Winklaar(ローリー・ウィンクラー)も、自身のInstagramで追悼メッセージを残しています。
『Illia Golem and I have been friends for over 10 years, whenever I had a competition in Prague they would do anything for me that’s why I won @evls_prague_pro_official a few times, I’ll miss you big brother 』
『イリア・ゴーレムとは10年以上の友達です。プラハで大会がある時、彼はいつも全力でサポートしてくれました。だからこそ、evls prague pro で何度か優勝できたんです。兄貴、君がいなくなるのは本当に寂しいよ。』
まとめ
彼のInstagramは時々チェックしていましたが、近年ではサイズダウンが見られ、彼自身が投稿に写ることも少なくなっていました。このため、何か体調に問題があるのではと心配していたのですが、今回、まさかの悲報が飛び込んできました。
彼がPEDs(パフォーマンス向上薬)を使用していたことは想像に難くありませんが、心臓発作という死因は、多くの人に対し、様々な面で衝撃を与えたのではないでしょうか。彼の死を心から追悼します。