デレク・ランスフォード、ハディ・チョーパンとのライバル関係を語る

デレク・ランフォードは、ジェイ・カトラーのチャンネルでハディ・チューパンとのライバル関係を語りました。こちらのトピックを紹介します。

デレク・ランフォードについて

デレク•ランスフォード(Derek Lunsford)は、1993年アメリカ出身のプロボディビルダーで、身長は168cm、体重は約102-109kgになります。

彼は2017年に出場したNPC USA 選手権のライトヘビー級部門で優勝することで、プロカードを獲得します。

同年、プロとして初の試合となるTampa Pro 212クラスで優勝を果たすと、ミスター・オリンピアの舞台に初めて出場しました。その後4年間、212クラスでオリンピアへ出場を重ね、2021年、ついに優勝を果たします。

またその翌年にはオープンクラスに転向すると、Pittsburgh Proでのゲストポーズにて、サイズアップした姿が話題となりました。これがきっかけとなり、ミスター・オリンピアへの特別招待を受けると、その年の舞台でいきなり2位を飾ります。2023年には、前年のチャンピオンであるハディチョーパンを破り、ミスター・オリンピアのタイトルを獲得しました。

オープンクラス・212クラスの両階級で優勝を果たした選手は、ミスター・オリンピアの歴史において彼が初めてとなります。

ハディ・チョーパンとのライバル関係について

デレクはジェイ・カトラーのチャンネル「Cutler Cast」に出演し、ハディ・チョーパンとのライバル関係について語りました。

“I have a lot of appreciation for Hadi because just like Flex Lewis in the 212, Flex really made me level up. He really made me go to work every single day and do my best. That’s what Hadi is doing for me now. Among the other guys too, don’t get me wrong, Samson, Nick, and all the other guys. But right now, I see Hadi as the guy. I know he’s in the gym and he’s getting after it every single day.” 

”フレックス・ルイスが212クラスで私を成長させてくれたように、ハディにも多くの感謝をしています。フレックスは毎日私を奮い立たせ、最善を尽くさせてくれました。今、ハディが同じことをしてくれています。他の選手たち、サムソンやニックもそうですが、今は特にハディを意識しています。彼が毎日ジムで一生懸命に取り組んでいることを知っているからです。”

またこのライバル関係は、自身の身体のアップデートにも繋がったようです。

 “When it comes to my chest workouts pressing movements and my leg workouts… by far this is the strongest I’ve ever been. So I can see in my physique where I do the updates, I send them to Hany, I can tell that there’s more thickness in those areas but also more density too.” 

”胸のトレーニング、プレス動作、脚のトレーニングに関しては、これまでで断然一番強くなりました。体格のどの部分がアップデートされているかがわかるので、それをハニー(ランボット)に送ります。その部分に厚みが増しているだけでなく、密度も増していることがわかります。”

昨年のミスターオリンピアでは、この2人の接戦が話題となりましたが、その理由の一つとして、彼らの身長や全体のディテール非常に似通っている点が挙げられます。このような共通点が、より強いライバルとして意識させる要因となっているのではないでしょうか。

ミスター・オリンピアでのライバル関係

ミスター・オリンピアでは、過去にも多くのライバル関係が話題となりました。

ロニー・コールマン vs. ジェイ・カトラー

2000年代には、ロニー・コールマンとジェイ・カトラーの競争が注目されました。

ロニー・コールマンは1998年から2005年まで8連覇を果たし、その後、ジェイ・カトラーが2006年から2010年にかけて4回優勝しました。

ボディビルの歴史において、記憶に残るライバル関係の一つかと思います。

フィル・ヒース vs. カイ・グリーン

また2010年代には、フィル・ヒースとカイ・グリーンの対決が話題となりました。

フィル・ヒースは2011年から2017年まで7連覇を果たしましたが、カイ・グリーンはその間に何度も2位に輝き、フィルの最大のライバルとして知られました。

まとめ

こうした関係は、ミスターオリンピアをより魅力的なものにしてきたと感じます。我々ファンにとっても、大きな見所の一つですね。