Hadi ChoopanがInstagramでアップデートを公開しました。今回はこちらの投稿を紹介します。
Hadi Choopanについて
Hadi Choopan(ハディ・チョーパン)は、イラン出身のプロボディビルダーで、身長は169㎝、体重は約100-105㎏になります。
彼は2016年にドバイで開催されたIFBBダイヤモンドカップで優勝し、プロカードを獲得します。その後、212クラスの選手として、卓越した筋肉の密度と優れたコンディショニングで大きな成功を収めました。
2017年には、フィル・ヒースやクリス・バムステッドのコーチとして知られるハニー・ランボッドの指導を受け始め、急速に順位を伸ばしていきます。2019年にはオープンクラスへの転向を発表し、ミスター・オリンピアのオープンクラスに初出場、見事3位に入賞しました。
その後も毎年ミスター・オリンピアに出場し続け、2022年にはついにそのタイトルを獲得します。イラン人として初めてミスター・オリンピアのタイトルを獲得した彼は、イラン国内では英雄として広く認知されています。
今回の投稿
Instagramの投稿は以下になります。
各部位の立体感と密度感が非常に素晴らしく、バスキュラリティもはっきりと確認できます。このままコンテストに出場できるのではと思えるほどの仕上がりです。
今年のミスター・オリンピアまで約10週間ありますが、デレク・ランスフォードやニック・ウォーカーの近況と比較しても、彼はよりコンテストシーズンに近い身体に仕上がっていると感じます。彼は特に優れたコンディションが評価されてきた選手ですが、その強みがさらに際立っていますね。
YouTubeでは胸のトレーニングを公開
また直近では、「3D CHEST WORKOUT」と題した胸のトレーニング動画も公開しています。
彼がこの動画で公開したトレーニングは以下になります。
・ラットケーブルプルオーバー
・ケーブルクロスオーバー
・スタンディングチェストプレスマシン
・バーベルベンチプレス
・プレートロードインクラインフライマシン
・インクラインスミスマシンプレス
ウォームアップとして、ケーブルトレーニングを行っています。ネガティブ動作においてもしっかりと収縮を保持することで、パンプを促しています。
次に、スタンディングタイプのチェストプレスマシンを使用しています。このマシンは、身長に応じてグリップの高さを調整できるようです。ハディ・チョーパンは一番下のグリップを使用しており、ここが支点に最も近いため、負荷が特に大きいように見えます。
次に、メイントレーニングであるバーベルベンチプレスに移ります。プレートは1枚15kgのようで、まず100kgからスタートし、130kg、160kgと段階的に重量を増やしていきます。また、スタンスはややナロー気味であることが確認できます。
最終セットでは、重量を190kgまで増やし、2回の動作を行った後、補助を付けてさらに4回持ち上げました。これほどの重量にも関わらず、動作はフルレンジで非常に丁寧です。
彼はビッグ3を効果的に取り入れており、スクワットやデッドリフトも同様に丁寧に行っています。今後、その様子もご紹介できればと思います。
最後はフライ種目で中部を追い込んでいます。これは比較的軽い重量で行っています。
まとめ
Instagram投稿のコンディションや迫力が素晴らしく、紹介させていただきました。
「3D CHEST WORKOUT」の動画については、種目の順序や可動域のコントロール方法など、我々の胸のトレーニングにも役立つものがあるではないでしょうか。