Andrew Jacked(アンドリュー・ジャックド)はどこが進化したのか? 2023年のTexas Pro出場時との比較

先日のTexas Proで優勝を果たしたAndrew Jacked(アンドリュー・ジャックド)は、前回の大会と比較して、大幅な成長を遂げていることが確認できました。その成長を比較したYouTube動画を見つけたため紹介します。

アンドリュー・ジャックドについて

アンドリュー・ジャックド(Andrew Jacked)は、1985年ナイジェリア出身のプロボディビルダーで、身長は187cm、体重は約121kgです。

彼はオープンカテゴリーながら抜群のプロポーションを誇り、近年最も注目されている選手の1人です。190cm近い身長とその細いウェイトから、「Xシェイプ」と称される身体が特徴です。

彼のコンテスト戦歴は浅く、2021年にアラブ首長国連邦で行われたボディビルコンテストが初めての舞台となります。ここで優勝し、IFFBエリートプロカードを獲得すると、翌年2022年にはアーノルドクラシックアマチュアで優勝することで、今度はIFFBプロカードを獲得します。

その後ミスター・オリンピアにも出場を果たし、2022年には8位、2023年にはトップ5に輝きました。

Youtubeの投稿

今回の動画はフィットネスチャンネル「Being RAW」の投稿で、Andrew Jackedの前年と今年のTexas Pro出場時を比較しています。動画内では、左側が2023年、右側が2024年の映像となっており、彼の劇的な成長が確認できます。

フロントダブルバイセップス

このポージングでは、二頭筋・三頭筋の成長が顕著で、ボリュームと張りが以前とは比較にならないほど進化しています。広背筋も大幅に発達し、その広がりが非常に際立っていますね。ミッドセクションについては、わずかに幅広く見えますが、これはおそらくポージングの影響によるものかと思います。

彼の特徴であった身体をわずかに傾けたフロントダブルバイセップスは、今回のステージでは変更され、広がりのある広背筋や成長した腕を強調するポーズへと進化しています。このポージングにより、彼の全体的なバランスと迫力をさらに引き立てています。

バックラットスプレット

まず目を引くのは、広背筋の広がりです。腕の成長も相まって、背中と腕の隙間がなくなり、全体的にボリュームが増しています。また、脊柱起立筋の密度と立体感も向上しており、特に下部の背中が非常に密度高く発達しているのが見て取れます。

さらに、臀部やハムストリングスもこれまで以上にドライな質感で、引き締まった仕上がりです。またカーフについても、以前より凹凸感が増していることが分かります。

アブドミナルアンドサイ

均整の取れた腹筋が非常に美しく、彼のXテーパーを際立たせるポージングですね。解像度の違いはありますが、大腿四頭筋をはじめとする各部位の立体感が一層増し、筋肉のカットがより深く明瞭に表れています。腹筋の立体感もさらに強調されており、全体的に洗練された印象を受けます。

まとめ

こうして比較すると、この1年で彼が大きな進化を遂げたことがはっきりと分かります。また、これだけの改善が見られる中でも、ミッドセクションをしっかりとコントロールしている点はさすがと感じます。

YouTubeでは2024年の彼と他の選手を比較した動画が多数公開されており、彼への注目度が非常に高まっていることが分かります。今年のオリンピアでは、大きな番狂わせが起こる可能性も十分に考えられますね。